書評・本の感想

「アルトゥルと行く!不思議の国ジャパン」を読んでみた感想・レビュー

ジョージアに住んでいるラトビア人で、日本が大好きなアルトゥルさんが
日本について書いたコミックエッセイ、

「アルトゥルと行く!不思議の国ジャパン」という本を読んでみました。

その感想を書いていきます。

 

 

 

外国の人が日本について書いたコミックエッセイを読むと日本の良さが再発見できる。

 

日本で暮らしていたら当たり前すぎて気づかないような
日本の良さとかおもしろさに気づかせてもらえるので

外国の方が書かれるコミックエッセイとか、
外国で暮らしている日本の方のコミックエッセイが好きです。

 

アルトゥルさんを知ったきっかけ。

 

アルトゥルさんを知ったきっかけは、
痛みのオノマトペに関するツイートでした。

 

 

 

確かに、当たり前すぎて気づかなかったけど
痛みに関するオノマトペ多すぎ!

そして当たり前に使い分けている日本語、すごいです。

 

 

このツイートで知ったアルトゥルさんは、
どうやら日本のことが大好きでいてくれるらしくて、
嬉しくてそこからたまにツイートを見るようになって、

11月に書籍発売されるということでさっそく購入してきました。
(この記事を書いているのは12月ですが、購入したのは11月です)。

 

 

「アルトゥルと行く不思議の国・ジャパン」の内容

 

本の中身は、アルトゥルさんが日本に来た時にびっくりしたことや、
日本の美味しい食べ物や、日本語についてのあれこれや、
海外で発見した日本とかについて書かれています。

 

 

「アルトゥルと行く!不思議の国・ジャパン」(KADOKAWA)より。

 

 

日本で当たり前に売っている食べ物や飲み物はとても美味しいらしい。

 

この本を読んでいたら、日本で普通に売っている食べ物が
アルトゥルさんにとってはものすごく美味しいらしいです。

これまで普通に食べていたので、
これからはもっとありがたく食べたり飲んだりしようと思いました。

 

 

日本のお米

 

「アルトゥルと行く!不思議の国・ジャパン」(KADOKAWA)より。

 

 

おにぎりに感動してはります。

「日本のお米」は美味しいというのはほかでも聞いたことがあって、
たとえばパエリアは日本のお米で作るとお米が美味しすぎて
パエリアとしては美味しくならないんだそうですw。

(ぱさぱさしたお米でないとパエリアは美味しくないそうです)。

 

 

日本のお米美味しいですよね!炊き立ての新米を食べると本当に幸せな気分になります。

ちなみにおにぎりは、私はシャケが好きです。

 

 

日本のチューハイ

 

「アルトゥルと行く!不思議の国・ジャパン」(KADOKAWA)より。

 

日本のチューハイが美味しいって意外でした。

確かにヨーロッパではワインやウイスキーやビールとかの
いかにもお酒というお酒が多くて、
チューハイのような「アルコール入りのジュース」みたいな感じの飲み物はないのかなと思いました。

私はソーダ味やマスカット味のチューハイが好きです。

 

 

厚さが選べる食パン。

 

「アルトゥルと行く!不思議の国・ジャパン」(KADOKAWA)より。

 

 

パンは普通に4、5,6,8枚切りが売っているので、
これが日本だけなんだと知って意外でした。

私は関西出身なので、厚く切ってあるパンが好きです。

 

ちなみに、ヨーロッパで厚く切ったパンがない理由を主人と考察してみましたが、
ヨーロッパのパンは厚く切って美味しいふわふわのパンではないからじゃないかという結論になりました。

日本の食パンは日本の食パンなんですね!

 

 

それにしても「王様になった気分」ってすごいです(^^)。

今度から4枚切りの食パンを食べるときは王様になった気分で食べようと思います。

 

 

日本語が難しい!

 

日本語は難しいと思います。

あいまいな部分が多いし、主語は省略されるし、
文字自体、アルファベットに比べて覚える量が多すぎるし、
擬音が多いし、ものの数え方がものによって変化するし数字によっても変化するし・・。

私が日本語が母語ではない状態で日本語を学ぶと、
発狂しそうなぐらい難しいなーと思います。

 

 

覚えないといけない漢字が多い。

 

「アルトゥルと行く!不思議の国・ジャパン」(KADOKAWA)より。

 

 

漢字の山。

小学校中学校で漢字をたくさん習いますよね・・。

 

逆に、漢字を学ばない国の人って、
日本人が漢字を覚えるのに使っている労力を何に使っているのかなと気になります。

 

 

ちなみに、漢字とひらがなとカタカナを使う日本語って、
漢字の表意の良さは利用しているし、かなの柔軟性も利用しているしで、
言語としてはものすごくわかりやすくて、いいとこどりをしているよなと思います。

漢字だけだと大変だし、かなだけだと同音異義語が多くてわかりにくいし・・。

日本語素晴らしいー。

 

 

 

漢字の読みが多くて大変。

 

「アルトゥルと行く!不思議の国・ジャパン」(KADOKAWA)より。

 

 

同じ漢字に読み方が多すぎ!!

あらためて、たくさんの漢字だけじゃなくて、
それに対する複数の読み方もちゃんと覚えている日本人ってすごい!と
思ってしまいました。

 

あー日本語が母語でよかった。

日本語は外国語として習得するのは難しい方だと聞いたことがありますが、
自然と日本語が身につく環境に生まれて良かったと思いました。

 

 

 

数え方が複雑すぎ!

 

「アルトゥルと行く!不思議の国・ジャパン」(KADOKAWA)より。

 

 

数え方も変わります!

なんか、こういうのを見るたびに、
どうして日本語を自然に使う私たちは
こういう使い分けをナチュラルにできているんだろうと気になります。

 

本も数字で読み方が変わりますね。

いっぽん、にほん、さんぼん、よんほん、ごほん、ろっぽん・・・。

規則性もないから覚えるしかないですね・・。

 

 

日本のいいものたくさん。

 

「アルトゥルと行く!不思議の国・ジャパン」(KADOKAWA)より。

 

こたつ、最高ですよね!!

ちなみにコタツがあんなにも魅力的なのは、
コタツが布団だからじゃないかと思います。

起きているのに堂々と布団に入れる特別感、背徳感(?)。

 

実は、今の家にはこたつがないのですが、
毎年こたつを買おうかどうしようか迷っています。

掃除が大変そうだから買っていないのですが、
でもやっぱり、コタツで鍋物したいなあという夢が捨てきれないので
今年もまた迷うんだろうなと思います。

というか、迷っています。でも掃除が・・。

 

 

こんな感じで、日本人だと当たり前すぎて気づかないような
日本のいいところや、

日本人だと当たり前すぎて気づかないような
日本や日本語の不思議なところが、

たくさん書いてあってとてもおもしろかったです。

 

日本人の親切さも書いてあって、
確かに日本人は親切な人が多いなと思うので、
とても嬉しかったです。

 

 

おもしろいし、日本の良さも再発見できるので、
よかったらぜひ読んでみてください。

 

 

ブログ記事を読んでいただいてありがとうございました。