社会について考えてみた

スーパーの「一円でも安く」に共感できない理由。

こんにちは、ローラララです。

 

昨日、ネットサーフィンをしていたら、
牛乳についての記事が目に留まりました。

国内での乳牛の飼育状況は牛に全然優しくなくて、
牛がまるで工業品のように管理されていて、
そのことによって安い価格で提供できるという風に書いていました。

多くの人が知らない、牛乳の「深い闇」…「水より安い」のウラにある残酷な現実

 

それを見たときに、ショックを受けて、
なんとかできないかなと思いました。

 

「価格が安いこと」の意味。

 

スーパーでは、
「一円でも安く」とか、
「共感価格」という言葉がよく使われています。

 

ですが、1円でも安くするために
生産者にしわ寄せがいっていたり、
家畜にしわ寄せがいっていたりするのであれば、
「1円でも安くものを買いたい」とは思いません。

 

「廉価」が企業理念ではなくなった理由。

 

私が以前勤めていた会社の社是のうちの一つは、

「私たちは品質の良い商品を「適正な価格」で
世界中の人たちに提供するために最善を尽くす」

というものでした(内容は正確ではないです)。

 

この「適正な価格」というところは
最初は「廉価(れんか・安い価格)」でした。

社是ができてから何年後かに
「廉価」から「適正な価格」に変更されたのです。

 

私はこれは重要な変更だと思っています。

 

「適正な価格」が当たり前であるという認識を社会全体として持つことが重要。

 

「廉価」がいいものだという価値観になってしまうと、
どうしても生産者にしわ寄せがいってしまいます。

生産者の環境や、家畜の環境を守るために
「廉価」ではなく「適正な価格」を目指さなければならないと思っています。

 

そしてこれは、生産者側だけの認識ではなく、
消費者側が意識しないといけない考えだと思います。

 

できることを考えてみた。

 

私が読んだ牛乳の記事はこちらです。

多くの人が知らない、牛乳の「深い闇」…「水より安い」のウラにある残酷な現実

 

この記事によると、多くの酪農家は1リットル200円前後の価格を実現するために、
生き物である牛は自由に動けない、工場型の酪農を行っているそうです。

ですが、中には牛の健康を考えた酪農をしているところもあるそうです。

この記事に出てくる「なかほら牧場」というところは、
牛の健康を考えた放牧酪農をしていて、
牛にも自然にも良い酪農をしているそうです。

その分牛乳の価格は高く、
なんと1リットル1000円以上するそうです。

 

これを読んで、確かにいいのかもしれないけど
1リットル1000円は出せない、と思ってしまいました。

 

そして高すぎるので毎日は続けられないと思いました。

 

大事なのは続けることだと思います。

 

また、まずは「牛乳の生産状況についてこれまで無関心だったけど
知った」というのは大きいです。

 

一つの記事を読んだだけなので、
実際の酪農環境がどうなのかとか、
まだなにもわかっていないですが、
今からとりあえず状況を調べてみて、
「こういう生産者さんから買いたい」と思えるところがあれば
それが実現できるように考えていきたいと思います。

 

また、ほかのものを購入するときでも
商品の背景まで考えて購入しようと思いました。

 

こういうのは私一人が考えたところですぐに何かが変わるわけではないですが、
それでも、私自身はできることをやっていこうと思いました。

読んでいただいてありがとうございます。

 

(ついでですが、よく考えたらこの記事は
なかほら牧場の牛乳を売るためのポジショントーク的な
記事かもしれないという気もしてきたので、
ちゃんとニュートラルに判断したいです。

また、「良い思いで作っています!」という商品の広告を見ると
価格の不自然な高さに仲介者の存在を感じ、
良い思いで作っている商品なのに仲介者に結構
中抜きされるんだろうなという風に思ってしまいます。
本当に良い商品を作っているところがどこなのか知って、
支払いをすべてその生産者に届けられたらいいなと思います・・。)